楽天モバイルを契約したいけど、経営状況が心配という方は多いです。楽天モバイルは基地局の設置や技術投資に多額の費用を投じており、2024年現在も赤字が続いていることは事実です。
そのため「潰れるのでは?」という声が上がるのも無理はありません。しかし、楽天モバイルがすぐに潰れる可能性は低いとされています。
楽天モバイルは政府の認可を受けた通信事業者であり、2024年6月にはプラチナバンドの運用も開始されました。
» 楽天モバイルのプラチナバンド
この記事では、楽天モバイルが潰れる、危ないと噂される背景と、楽天モバイルの将来の展望について詳しく解説します。
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楽天モバイルが潰れる(撤退)、危ないと言われる理由3選
楽天モバイルの料金プランは使ったギガで料金が決まる「Rakuten最強プラン」の1プランです。
3GBまで月額1,078円(税込)、どれだけ使っても無制限で月額3,278円(税込)と非常におトクなプランで、多くのユーザーを魅了している一方で、楽天モバイルの経営状況や将来性に対する懸念の声があるのも事実です。
楽天モバイルが赤字経営や0円プラン廃止で潰れるや撤退、危ないとの噂があります。
楽天モバイルが本当に潰れる可能性や危ないと言われる理由について解説します。
多額の先行投資による赤字経営
楽天モバイルが潰れる、危ないと言われる一番の原因は、基地局設置や技術導入に伴う多額の先行投資による赤字です。
2024年1月から6月までの楽天グループの決算では、759億円の赤字が計上されており、依然として厳しい経営状況が続いています。
前年同期の1,399億円の赤字からは改善していますが、楽天モバイルの基地局整備にかかるコストが楽天グループ全体に負担をかけています。
楽天モバイルの三木谷社長は黒字化に向けて次のとおり発言しています。
携帯電話事業は、契約者数を増やし、海外事業にも注力することで、早期の黒字化に向けて取り組んでいる。
出典元: 楽天グループ 決算 5期連続の赤字も全体の赤字幅は縮小|NHK
楽天モバイルは黒字化のラインとして、契約者数800〜1000万件、ARPU(1契約あたりの平均収益)を2500〜3000円に設定しています。
2024年9月12日時点で、楽天モバイルの契約回線数は785万人を超えています。現行ペースで契約者数が増加すれば、2024年内での800万件以上の達成は現実的です。
早期に黒字化を実現し、ユーザーとしてさらに安心して利用できる環境が整ってほしいですね。
楽天経済圏のサービス改悪による影響
楽天経済圏の相次ぐ改悪も、楽天モバイルが潰れる、危ないと言われる原因の一つです。
- 楽天経済圏とは
- 日常生活で楽天グループのさまざまなサービスを利用することで、効率的に楽天ポイントを貯めたり使ったりできる仕組みです。
例えば、楽天市場での買い物や楽天カード、楽天銀行などを利用し、サービスを一元化することで自動的にポイントを獲得できます。これにより、買い物や金融取引を通じてポイントがたまり、楽天経済圏内でさらにおトクにサービスを活用するサイクルが生まれます。
楽天経済圏では、楽天のサービスを使うことでおトクにポイントを獲得できますが、近年ではポイント還元が減少しています。SPU(スーパーポイントアッププログラム)の還元率引き下げや、特定サービスがSPU対象から外れるなどの改悪が続いています。
楽天経済圏の改悪により、ユーザーのメリットが減少し、楽天モバイルの将来に対する不安が広がっています。
0円プラン廃止による契約ユーザーの減少
楽天モバイルの0円プラン廃止による契約ユーザーの減少も楽天モバイルが潰れる、危ないと噂される原因の一つです。
2021年に提供された0円プランは、1GB以下のデータ利用が無料で多くのユーザーから支持されていましたが、2022年7月の0円プラン廃止に伴い月額1,078円が必要となりました。
0円プラン廃止により、無料で利用していたユーザーが他社に移行し、22万人の契約者数減少に繋がったと言われていいます。
楽天モバイルの三木谷社長は、0円プラン廃止について次のとおり発言しています。
ゼロから始めたので、最初はちょっと大盤振る舞いしなくちゃいけなかったんですけども、これからは適正な売り上げを上げていく方向に大きく舵を切りました。ユーザーを我々にとって優良なユーザーに変えていきつつ成長していくという意味では、この動きは良かったと思っています。
出典元:0円廃止で契約数22万減少の楽天モバイル|ITmedia
楽天モバイルの赤字を解消するため、0円プランの廃止は経営者としてまともな決断だったと言われています。
楽天モバイルが潰れない理由と今後の展望4選
楽天モバイルは、通信品質の改善や社員の努力により契約者数も増加し、成長を続けています。
楽天モバイルが潰れる、撤退する可能性は低く、むしろ今後の成長が期待されています。
国の認可を受けた通信事業
楽天モバイルが潰れない理由の一つは、国の認可を受けた通信事業である点です。
日本政府から2018年に認可を受けた第4の携帯電話事業者であり、簡単に始めたり終了できる事業ではありません。
楽天モバイルとしても、3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)による実質的な価格談合が続いていた携帯市場に、格安料金を提供して新たな風を吹き込むという意図で参入していることから、先行投資による赤字は想定内と考えられます。
2023年10月に楽天モバイルは日本政府からプラチナバンドの割り当てを受け、2024年6月から運用を開始しています。
プラチナバンドは、電波が遠くまで届きやすく、建物内や広いエリアでも安定した通信を提供できる特性があります。これまで指摘されていた「繋がりにくさ」の課題が解消され、通信エリアの拡大と品質の向上が期待されています。
» 楽天モバイルのプラチナバンド
携帯電話事業は、国の支援にも支えられ簡単に撤退できる事業ではありません。このような背景から、楽天モバイルが潰れる可能性は非常に低いと考えられます。
社員の努力による急速な契約回線数の増加
楽天モバイルの契約回線数の急増には、楽天グループのリーダーである三木谷社長や楽天社員による積極的なSNS戦略が大きな役割を果たしています。
特に、三木谷社長が展開する三木谷キャンペーンや、楽天社員がX(旧Twitter)を通じて行う楽天従業員紹介キャンペーンが注目されています。
このキャンペーンは、他社からの乗り換えや新規契約者に最大14,000ポイント還元される、楽天モバイルでいま一番おトクな内容です。通常の紹介キャンペーンよりも高い還元ポイントで、契約者数の増加を後押ししています。
三木谷キャンペーン 楽天従業員紹介キャンペーン | 通常の紹介キャンペーン | |
---|---|---|
乗り換え(MNP) | 14000ポイント | 13000ポイント |
新規契約 | 7000ポイント | 6000ポイント |
データプラン | 対象 | 対象外 |
ポイント付与 | 契約後、4・5・6ヶ月目に付与 | |
Rakuten Linkの利用 | 不要 | 必要 |
寄付 | 1件1万円 | なし |
楽天社員がXで行う個別サポートやきめ細かな対応が、楽天モバイルの契約者数の増加に大きく貢献しています。
2024年9月12日時点で、楽天モバイルの契約回線数は785万人を超えています。現行ペースで契約者数が増加すれば、2024年内での800万件以上の達成は現実的です。
三木谷社長や社員一人ひとりの努力による活動は、契約数増加だけでなく、楽天モバイルの早期黒字化にもつながる重要な要素となり、楽天モバイルが潰れない理由の一つです。
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楽天モバイル契約者も通信品質の改善を実感
楽天モバイルが潰れない理由として、通信品質の改善が挙げられます。
楽天モバイルのサービス開始当初は、通信品質に関して多くの不満がありましたが、近年では基地局の増設や技術的な改良により、ユーザーの満足度が大幅に向上しています。
楽天モバイルが契約者に実施したアンケートでは、約8割のユーザーが電波の改善を実感していると答えており、通信品質に対する信頼が高まっています。
» みんなに聞いた!楽天モバイル通信簿
2023年10月に楽天モバイルは日本政府からプラチナバンドの割り当てを受け、2024年6月から運用を開始しています。
プラチナバンドの導入により、通信の安定性が大幅に向上し、電波が遠くまで届きやすくなるため、特に建物内や都市部での通信品質の改善が期待されています。
» 楽天モバイルのプラチナバンド
楽天モバイルはユーザーからの信頼を得ており、契約者数の増加にもつながっています。通信の安定化は、楽天モバイルが今後も成長を続け、経営が安定するための重要な要素となっています。
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海外展開でさらに成長する可能性
楽天モバイルが潰れない理由として、海外展開でさらに成長する可能性が挙げられます。
楽天モバイルは、国内市場だけでなく、アジアを中心に海外市場への進出も視野に入れており、国際展開を積極的に進めることで、さらなる事業拡大を目指しています。三木谷社長は海外事業について次のとおり発言しています。
携帯電話事業は、契約者数を増やし、海外事業にも注力することで、早期の黒字化に向けて取り組んでいる。
出典元: 楽天グループ 決算 5期連続の赤字も全体の赤字幅は縮小|NHK
特に、成長が著しいアジア地域ではモバイル需要が高まっています。楽天モバイルの技術やサービスの強みを活かして、海外でのユーザー基盤を構築することで、国内市場を超える可能性もあります。
国際展開は、楽天モバイルにとって新たな収益源となり、国内市場での競争が激化する中でも、安定した事業基盤を構築する重要な要素となるでしょう。
国際市場での成長によって、楽天モバイルはさらに強固な基盤を確立し、経営が安定するための要因となると考えられます。このため、楽天モバイルが潰れる可能性は低く、むしろ国際的な展開を通じて持続的な成長が期待されています。
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仮に楽天モバイルが潰れた(撤退する)場合に想定される影響
楽天モバイルが潰れる、撤退する可能性は低いですが、仮に撤退した場合、どのような影響があるか心配な方もいるでしょう。
仮に楽天モバイルが潰れた場合に想定される影響について解説します。
過度に心配しすぎる必要はありませんよ。
大手キャリアの料金引き上げの懸念
楽天モバイルが市場から撤退した場合に最も大きな懸念の一つは、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のサブブランドが再び料金を引き上げる可能性です。
キャリア | プラン名 | 月額料金 (データ無制限) |
楽天モバイル | Rakuten最強プラン | 3,278円 |
au | 使い放題MAX 5G/4G | 7,238円 |
ドコモ | eximo | 7,315円 |
ソフトバンク | メリハリ無制限+ | 7,425円 |
楽天モバイルの参入により、通信業界では激しい価格競争が生まれ、格安プランの導入や料金の引き下げが進みました。
大手キャリアのサブブランドとして、ahamoやワイモバイル、LINEMOといった低価格プランが登場し、月5,000円以上の節約できた方もいるでしょう。
しかし、楽天モバイルが撤退することで市場での競争が弱まり、大手キャリアは再び料金を引き上げる可能性があります。
楽天モバイルの手頃な料金や無制限プランを利用していたユーザーにとって、もし楽天モバイルが撤退し、大手キャリアが値上げした場合の影響は非常に大きいです。
使っているスマホは引き続き利用可能
楽天モバイルが仮に撤退した場合、楽天モバイルの端末を使用しているユーザーにとって、最大の不安は「今使っているスマホがそのまま使えるのか?」という点です。
しかし、楽天モバイルで購入したスマホは、他のキャリアに乗り換えても引き続き利用可能です。楽天オリジナル端末も含め、多くのスマホはSIMフリーであるため、SIMカードやeSIMに対応した他の通信会社の回線を使えます。
ただし、eSIMに関しては、乗り換える先のキャリアがeSIMに対応しているかどうかを確認する必要があります。
例えば、ahamoやワイモバイル、LINEMOなど、eSIMに対応しているキャリアであれば問題なく使い続けることができます。
仮に楽天モバイルが撤退しても、端末の使用に関しては大きな不便が生じることは少ないと考えられます。
突然サービスが停止することはない
楽天モバイルが撤退した場合、ユーザーが懸念するのは、突然サービスが停止するかどうかという点です。
しかし、これまで他のキャリアが事業撤退した際、ユーザーには十分な事前告知が行われ、急にサービスが止まることはありませんでした。
楽天モバイルも同様に、ユーザーが他のキャリアにスムーズに乗り換えるための期間が設けられ、サービスが突然終了することは考えにくいです。
解約の際も手数料が発生しない可能性が高く、ユーザーは追加費用の心配なく移行できます。
過去の事例から見ても、仮に楽天モバイルの撤退が決まれば、ユーザーに対する十分なサポートや案内が行われると考えられます。
楽天モバイルの基本情報をおさらい
楽天モバイルの基本情報 | |
---|---|
販売元 | 楽天モバイル株式会社 |
料金プラン | 3GBまで:月額1,078円 20GBまで:月額2,178円 20GB以上:月額3,278円 |
通話料金 | 楽天リンクアプリ使用で国内通話無料 |
5G対応の有無 | 対応 |
eSIM対応の有無 | 対応 |
解約の条件 | 契約期間の縛りなしいつでも解約OK |
申し込み方法 | オンライン 店舗 電話 |
決済方法 | クレジットカード デビットカード 口座振替 楽天ポイント |
docomo・au・SoftBankに次いで4番目の携帯電話キャリア「楽天モバイル」。
» 楽天モバイルとは?
料金プランは使ったギガで料金が決まる「Rakuten最強プラン」の1プラン。3GBまで月額1,078円(税込)、どれだけ使っても無制限で月額3,278円(税込)と非常におトクです。
2024年2月には家族割プランの「最強家族プログラム」、3月には「最強青春プログラム」という学割プランも発表され、ますます魅力的な選択肢となっています。
- データ使い放題でどれだけ使っても最大3,278円/月
- Rakuten Linkアプリからの発信で通話無料かけ放題
- 楽天市場での買い物ポイント率が+4倍にアップ
- キャリアメール「楽メール」が無料で使える
- 2024年6月のプラチナバンド提供開始でさらに繋がりやすくなる
- Rakuten Linkアプリからの発信が面倒
- 大手キャリアと比べると店舗数が少ない
- 建物内や地下鉄などで繋がりづらい場合がある
※プラチナバンド提供開始で改善見込み
楽天モバイルは、携帯キャリアサービス契約数785万回線突破(2024年9月12日時点)。
オリコン顧客満足度®調査携帯キャリア料金プラン3年連続No.1を獲得しています。
契約事務手数料0円で、契約違約金も0円、最低利用期間もないので安心です。
現在、楽天モバイルでは楽天グループCEOの三木谷浩史氏にちなんだ特別なキャンペーンを実施しています。
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【Q&A】楽天モバイル潰れる、危ないに関するよくある質問
楽天モバイル潰れる、危ないに関するよくある質問は次のとおりです。
- 楽天モバイルは本当に潰れる?危ないの?
- 楽天モバイルの赤字はどれくらい?黒字化はいつ見込まれる?
- 楽天モバイルの通信品質は改善されている?
- 楽天モバイルがつぶれた場合、契約しているスマホはどうなる?
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まとめ|楽天モバイルが潰れる可能性は限りなく低い
楽天モバイルが潰れる?危ない?という心配をする方も多いですが、実際に楽天モバイルがすぐに撤退する可能性は低いです。
楽天モバイルが潰れる、危ないと言われる理由は次のとおりです。
- 多額の先行投資による赤字経営
- 楽天経済圏のサービス改悪による影響
- 0円プラン廃止による契約ユーザーの減少
楽天モバイルが潰れないと考える理由と今後の展望は次のとおりです。
- 国の認可を受けた通信事業
- 社員の努力による急速な契約回線数の増加
- 楽天モバイル契約者も通信品質の改善を実感
- 海外展開でさらに成長する可能性
楽天モバイルは政府から正式に認可された第4の通信事業者であり、2024年6月からはプラチナバンドの運用を開始して、通信品質の向上が期待されています。
» 楽天モバイルのプラチナバンド
また、楽天モバイルは社員の積極的な取り組みやSNSを活用したキャンペーンによって、契約者数が増加し、黒字化に向けて順調に進んでいます。
契約者も通信品質の改善を実感しており、今後さらに利用者が増加し、楽天モバイルの経営状況も黒字化する見込みです。
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