【2024年10月最新】楽天モバイルのプラチナバンドはいつから？サービスはどうなる？

楽天モバイルは楽天モバイル プレスカンファレンスで、2024年6月27日からプラチナバンドのサービス提供を開始すると発表がありました。

楽天モバイルのプラチナバンド提供開始で「実際に何がどう変わるの？」と疑問に感じている方は非常に多いです。

私は楽天モバイルにして3年目です。今では月3,278円で通信料も通信速度も気にすることなくYouTubeなどを楽しめています。

この記事では、プラチナバンドを初めて聞く方でもゼロから理解できるよう「プラチナバンドの基本」となる考え方から最新情報までまとめて解説します。

楽天モバイルのプラチナバンドはいつから？2024年6月27日から提供開始

楽天モバイルは楽天モバイル プレスカンファレンスで、2024年6月27日からプラチナバンドのサービス提供を開始すると発表がありました。

楽天モバイルのプラチナバンドの最新情報やプラチナバンドを獲得するまでの背景を解説します。

【最新情報】楽天モバイルのプラチナバンドは現在4カ所

楽天モバイルのプラチナバンド提供エリアは4カ所です。

現時点ではエリアが限られていますが、これから多くの地域でプラチナバンドが利用できる見込みです。

総務省の「無線局等情報検索」を使うことで、今後のエリア拡大や通信環境改善に関する最新情報がわかります。

【最新情報】2024年6月27日からサービス提供開始

楽天モバイルは、2024年6月27日からプラチナバンドのサービス提供を開始しています。

電波が届きやすいプラチナバンドを扱えるようになることで、通信品質の改善が見込めるものです。
»【2024年9月最新】格安SIM23社の速度を徹底比較

プラチナバンドは屋内や地下でも届きやすい携帯電話の周波数帯で、総務省はこれまで利用していなかった帯域を新たに割り当てることになり、楽天モバイルが獲得しました。

【2024年4月30日】プラチナバンドの試験提供開始

楽天モバイルは2024年4月30日、プラチナバンドの700MHz帯において、試験電波の発射を開始したと発表しました。

ユーザー数が多い都市部の電波が届かないエリアを優先して、自社基地局によるプラチナバンドの展開を順次拡大する予定です。

📢ˎˊ˗───#楽天モバイル は#プラチナバンド 700MHz帯の
試験電波発射を開始しました。
───📢ˎˊ˗

今後、試験電波による検証を経て、早期の商用サービスの提供開始を目指し、準備してまいります✨https://t.co/l8bQgVPVHp

— 楽天モバイル (@Rakuten_Mobile) April 30, 2024

» 楽天モバイル、“プラチナバンド” 700MHz帯の試験電波発射を開始｜楽天モバイル

総務省に提出した当初のサービス開始日を前倒し

当初、楽天モバイルが総務省に提出した開設計画ではプラチナバンドの2026年3月頃サービス開始とされていました。

楽天モバイルは楽天モバイル プレスカンファレンスで、2024年6月27日からプラチナバンドのサービス提供を開始すると発表がありました。

【2023年10月23日】プラチナバンド700MHz帯を獲得

楽天モバイルは2023年10月23日に、プラチナバンド（700MHz帯）を獲得したことを発表しました。

昨日、総務省よりプラチナムバンドの認可を頂きました。携帯サービスの民主化（低料金、無制限、高品質）を目指し、スタッフ一同頑張っております。世界初の完全仮想化のメリットを最大に活用し、さらなる品質、サービス向上を目指して頑張ります。よろしくお願いします。https://t.co/XWl5zLi3aT

— 三木谷浩史 Hiroshi (Mickey) Mikitani (@hmikitani) October 24, 2023

もともとNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手キャリア3社のみが保有していたプラチナバンド。

NTTドコモの提言により特定ラジオマイクや高度道路交通システム（ITS）で使われている、700MHz帯周辺にあった3MHz幅×2の空き帯域を活用する方針に変更し、楽天モバイルに割り当てられることになりました。
» 特定基地局開設計画（“プラチナバンド” 700MHz帯割当）の認定について｜楽天モバイル

楽天モバイルで提供されるプラチナバンドとは何か？

各携帯会社には、複数の周波数帯が次のとおり割り当てられています。

このうち700MHz帯から900MHz帯をプラチナバンドと呼びます。

プラチナバンドは携帯電話がつながりやすい周波数帯であるため、どの携帯電話会社も欲しがる電波です。
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総務省から各携帯会社に割り当てられるこの帯域は、価値の高い帯域（バンド）として知られています。

楽天モバイルが獲得したプラチナバンドの特徴や、各キャリアへの提供情報について解説します。

建物内や地下にも強い希少な電波

楽天モバイルが獲得したプラチナバンドは建物内や地下にも強い、通信事業者が欲しがる希少な電波です。
» 楽天モバイルとは？

周波数帯は、高周波と低周波で次のような特徴があります。

プラチナバンドは低周波に分類されます。障害物に強いため、山やビル、地下でも電波が入りやすくなっています。

このような場所でも電波が届きやすいことはプラチナバンドの大きな強みです。

ドコモ・au・ソフトバンクでは提供中

楽天モバイル以外の３大キャリア（ドコモ・au・ソフトバンク）では、すでにプラチナバンドが提供されています。

使用しているプラチナバンドは次のとおりになります。

事業者＼周波数帯	700MHz帯	800MHz帯			900MHz帯
	バンド28	バンド18	バンド19	バンド26	バンド8
NTTドコモ	〇	―	〇	〇	―
KDDI/沖縄セルラー（au）	〇	〇	―	〇	―
ソフトバンク	〇	―	―	―	〇
楽天モバイル	〇	―	―	―	―

今回、楽天モバイルが獲得したプラチナバンドは700MHz帯のバンド28になります。

楽天モバイルのプラチナバンド提供エリア

楽天モバイルのプラチナバンド提供エリアは4カ所です。

現時点ではエリアが限られていますが、これから多くの地域でプラチナバンドが利用できる見込みです。

プラチナバンドにより、より多くの地域で安定した通信が可能になり、楽天モバイルユーザーにとって快適な利用環境が整うでしょう。

プラチナバンドの提供エリア確認方法

楽天モバイルのプラチナバンド提供エリアは公式サイトでは分からないため、総務省の「無線局等情報検索」で確認する必要があります。

楽天モバイルのプラチナバンド提供エリアに関する詳しい情報を調べることができます。

楽天モバイルのプラチナバンド提供エリアは4カ所です。

現時点ではエリアが限られていますが、これから多くの地域でプラチナバンドが利用できる見込みです。

総務省の無線局等情報検索を使うことで、今後のエリア拡大や通信環境改善に関する最新情報がわかります。

楽天モバイルのサービスエリア確認方法

現在、楽天モバイルの公式サイトでは、プラチナバンドの提供エリアを直接確認できません。公式の「サービスエリアマップ」では、4G LTEや5Gの提供エリアが色分けされて表示されますが、プラチナバンドに関する情報は含まれていません。

楽天モバイル公式サイトのチャット相談でオペレーターに確認したところ、プラチナバンドに関する情報は公式サイトでは公表していないとの案内でした。

そのため、プラチナバンドの提供エリアを確認するには、上述した総務省の「無線局等情報検索」を利用しましょう。

楽天モバイルの基地局の新設・増設情報の確認方法

楽天モバイルは「Rakuten最強プランプロジェクト」の一環として、全国各地で基地局の新設や増設を進めています。公式サイトでは、これらの基地局の設置状況をリアルタイムで確認できるため、エリアの進捗を知りたい方には便利です。

現在のところ「基地局が新設・増設された地域」には、プラチナバンドに関する情報はありません。

プラチナバンドエリアの確認は、現時点では公式サイトで提供されておらず、今後の発表を待つ必要があります。

楽天モバイルがプラチナバンドでどうなる？効果は？

楽天モバイルがプラチナバンドを提供することのメリットやデメリットを解説します。

建物内や地下でも電波が届きやすくなる

プラチナバンドは幅広いエリア、どんな場所で繋がりやすい周波数帯です。

プラチナバンドは1つの基地局で広いエリアをカバーできるので、携帯電話会社にとって最も重要とされる周波数帯となっています。

いまの楽天モバイルは人口カバー率99.9％という点で定評がある一方で、「繋がりにくい」という声もあります。

楽天モバイルについて、「地下でつながらない」という意見がチラホラありました。
» 楽天モバイルが圏外？繋がらない？時の対処法

プラチナバンド獲得を機に、楽天モバイルの弱みである繋がりにくさの改善に期待したいですね。

利用者が少ない分、快適に通信できる

楽天モバイルの契約回線数は2024年9月12日時点で785万人を超えていますが、まだ三大キャリアであるドコモ、au、ソフトバンクに比べると大きな差があります。
» 楽天モバイルの全契約数が785万に

ウラを返すと、三大キャリアより少ない人数でプラチナバンドの電波をシェアするため、快適に通信できる可能性が高いです。

楽天モバイルは、混雑しやすい通勤や昼休みの時間帯でも遅くなりにくい傾向にあります。

少ない基地局でエリア全体をカバーできる

プラチナバンドは、障害物に強く、電波が遠くまで届きやすい特徴があります。そのため、少ない基地局で広範囲のエリアをカバーすることが可能です。

ビルの壁や建物の中、地下鉄などの電波が届きにくい場所でも、プラチナバンドはより効果的に電波を届けることができます。

山間部や離島などの電波が届きにくい地域での通信インフラ整備においても大きなメリットです。

速度が劇的には速くならない

プラチナバンド導入によって通信速度が劇的に速くなることは期待できません。

プラチナバンドは、通信速度よりもエリアカバーや電波の届きやすさを重視した周波数帯です。

プラチナバンドは通信速度の向上ではなく、通信の安定性や電波の届きやすさの向上に重点を置いた技術と考えたほうが良いでしょう。

数年後に料金に影響が出る可能性？

プラチナバンドの提供に伴って「料金を値上げするか？」という問いに対し、楽天モバイルの三木谷会長は「今のところ値上げは考えていない」と回答しています。

プラチナバンドの提供には、新たな基地局の設置が必要です。

楽天モバイルが総務省に提出したプラチナバンドの開設計画によると、基地局の設備投資額は544億円と見積もられています。

楽天モバイル事業は順調に進んでいるものの、楽天グループとしては赤字が続いています。

プラチナバンドの提供によって楽天モバイルの契約数は増えると予想されます。ただ、大規模な設備投資は数年後に料金に影響を与える可能性があります。

楽天モバイルでプラチナバンド対応の機種は？

今回、楽天モバイルが獲得した700MHz帯のプラチナバンドはバンドn28になります。

バンドn28とは

携帯通信で使われる周波数帯の一つで、700MHz帯を指します。2015年から日本国内で使われ始め、既にNTTドコモ 、au 、ソフトバンクが使用しています。

楽天モバイルで発売している端末は、iPhone含め、ほとんどがバンドn28に対応しています。

楽天モバイルの製品がバンドn28に対応しているかどうかは、公式サイトの「取り扱い製品の対応周波数帯一覧」で確認できます。

現在発売中のiPhoneシリーズ全てに対応

上記表のとおり、iPhoneは、現在発売中の全てのシリーズでバンドn28に対応しています。

ほとんどのAndroid端末に対応

Android端末に関しても、上記表のとおり楽天モバイルで販売されている端末のほとんどがプラチナバンドに対応しています。

楽天モバイルはバンドn28に対応することで、これまでよりも広範囲の電波をカバーし、ユーザーにとって通信の利便性が向上することが期待されています。

楽天モバイルの基本情報をおさらい

【Q&A】楽天モバイルのプラチナバンドに関するよくある質問

楽天モバイルのプラチナバンドに関するよくある質問は次のとおりです。

まとめ｜楽天モバイルがプラチナバンド提供で通信エリア拡大

楽天モバイルは楽天モバイル プレスカンファレンスで、2024年6月27日からプラチナバンドのサービス提供を開始すると発表がありました。

楽天モバイルがプラチナバンドを獲得したことで、通信エリアが大幅に改善されると期待されています。
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プラチナバンドは幅広いエリア、様々な場所で繋がりやすい周波数帯です。特徴は次のとおり。

プラチナバンドは1つの基地局で広いエリアをカバーできるので、携帯電話会社にとって最も重要とされる周波数帯となっています。

プラチナバンドは、電波が遠くまで届きやすく、障害物にも強いです。

iPhoneを含むほとんどのスマホでプラチナバンドに対応しているため、既存ユーザーもこの恩恵を受けられます。

プラチナバンドの導入によって楽天モバイルは、まさに鬼に金棒ともいえる強力な通信インフラを得たといえるでしょう。
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