格安SIMのデメリット13選!後悔しないために知っておくべき事、くつがえすメリット

  • 格安SIMをやめた方がいいと聞いたけど本当?
  • 大手キャリア以外は電波が悪いんじゃないの?
  • キャリアメールを引き続き使えるの?

格安SIMで料金を節約できるのは魅力だけど「使い勝手が悪かったらイヤだな…」と最初の一歩で挫折してしまうケースは多いです。

私は楽天モバイルにして3年目になります。今では月3,278円で通信料も通信速度も気にすることなくYouTubeなどを楽しめています。

格安SIMのデメリットをつつみ隠さず14個お伝えします。

私が格安SIMを3年使って分かったデメリットをくつがえすほどのメリットについても合わせて紹介します。格安SIMを検討している人は最後まで読んでください。

目次

格安SIMの注意したいデメリット13選

格安SIMには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。

すべての格安SIMに当てはまるわけではありませんが、デメリットを理解し、適切な対策を取ることが重要です。

デメリット解決策
無料のキャリアメールが使えないGmailなどのフリーメールを利用する。キャリアメール持ち運びサービスを利用する
サポートがオンラインのみの場合が多いチャットやFAQを活用。店舗サポートのある格安SIMを選ぶ
契約にクレジットカードが必要な場合がある口座振替対応の格安SIM(楽天モバイル、UQモバイル、ワイモバイルなど)を選ぶ
通信速度が不安定な場合がある大手キャリア提供の格安SIM(ahamo、povo、LINEMO)を選ぶと安定しやすい
キャリア決済が使えない場合がある格安SIMでもキャリア決済対応のもの(ワイモバイル、UQモバイルなど)を選ぶ
初期設定を自分で行う必要があるSIMカードに同封のマニュアルに従う。店舗サポートのある格安SIMを選ぶ
LINEのID検索が使えない場合があるID検索対応の格安SIM(ahamo、ワイモバイル、LINEMOなど)を選ぶ
災害用伝言板サービスが利用できない場合があるWeb171(インターネット版災害用伝言板)を活用
時間無制限かけ放題のオプションがない場合があるかけ放題オプションのある格安SIM(楽天モバイル、ahamo、ワイモバイルなど)を選ぶ
家族割プランに対応していない場合がある家族割対応の格安SIM(楽天モバイル、ワイモバイル、mineoなど)を選ぶ
データSIMの場合、緊急電話(110番・119番)が使えない音声通話付きSIMを選ぶ
テザリングを使えない場合があるAPN設定を確認。テザリング対応の格安SIMを選ぶ
聞いたことないキャリアも存在する口コミや評判を調べ、信頼できる格安SIMを選ぶ

格安SIMで考えられる13のデメリットとその解決策を紹介します。

無料のキャリアメールが使えない

大手キャリアから格安SIMへ乗り換えると、これまで使用していたキャリアメールを無料では使えません。

キャリアメールを継続して利用したい場合、有料オプションを利用する必要があります。

キャリアメールとは
キャリアごとに与えられる専用のメールアドレスです。ドコモなら「@docomo.ne.jp」がつくメールアドレスになります。

引き継ぎたい方は、事前に携帯キャリアの持ち運びサービスを確認しましょう。

キャリアメールを今後も利用したい場合は、携帯キャリアのメール持ち運びサービスを活用 することで引き継ぐことができます。

各キャリアのメール持ち運びサービス
キャリア月額料金公式サイト
NTTドコモ330円詳細を見る
au330円詳細を見る
ソフトバンク330円
(年額料3,300円)
詳細を見る
楽天モバイル330円詳細を見る
ワイモバイル330円
(年額料3,300円)
詳細を見る
UQモバイル220円詳細を見る
※すべて税込み価格

キャリアメールを継続して使いたい方は、メール持ち運びサービスを事前に確認し、忘れずに契約しましょう。

監修者 小川さん

キャリアメールにこだわらない方は、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを利用するのが便利 です。

フリーメールなら、キャリアを変更しても影響を受けずに使い続けることができます。

サポートがオンラインのみの場合が多い

格安SIMは、大手携帯キャリアの通信設備をレンタルすることでコストをおさえ、低価格でサービスを提供しています。

そのため、多くの格安SIMではオンラインサポートが中心となり、店舗での対面サポートを受けられない場合があります。

監修者 小川さん

人件費や店舗のテナント料などのコストを抑えることで格安のサービスを提供しています。

オンライン対応だからこそ24時間いつでも申し込みや手続きが可能というメリットもあります。

自分の都合に合わせて手続きできるため、忙しい方でもスムーズに利用できます。

契約にクレジットカードが必要な場合がある

格安SIMの多くは口座振替などの支払いに対応していますが、なかにはクレジットカードでしか支払いできない場合もあります。

クレカを持っていない、できるだけクレカを使いたくないという方は、口座振替対応の格安SIMを選びましょう。

口座振替に対応している格安SIM
  • 楽天モバイル
  • UQモバイル
  • ワイモバイル
  • ahamo
  • LINEMO
  • mineo
  • BIGLOBEモバイル

クレジットカードなしで契約を検討している方は、上記の格安SIMから選ぶとよいでしょう。

通信速度が不安定なこともある

格安SIMは大手3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から通信設備を借りてサービスを提供しているため、回線に余裕がなく通信速度が遅くなる場合もあります。

多くの人が使う昼休みや通勤ラッシュの時間帯、特定エリアでは、回線が混雑して通信速度が低下することがあります。

通信速度の低下を避けるには、比較的回線に余裕のある大手キャリアの提供する格安SIMがおすすめです。

大手キャリアから提供されている格安SIMは次のとおりです。

キャリア決済が使えないことがある

大手3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)では当たり前に使えたキャリア決済ですが、格安SIMでは使えないことがあります。

キャリア決済とは
買い物やサービスの月額料金をスマホ料金とまとめて支払えるサービスの総称

キャリアによってサービス名や利用条件は異なります。

現在、キャリア決済に対応しているのは次のキャリアです。

大手キャリアのキャリア決済
格安SIMのキャリア決済

格安SIMのキャリア決済に対応しているのは、大手キャリアの運営が多いことが分かります。

初期設定を自分で行う

格安SIMは店舗を持たない場合が多く、初期設定を自分で行う必要があります。

初めて格安SIMを利用する方や、電子機器に慣れていない方にとっては設定作業が不安に感じることもあるでしょう。

必要な初期設定
  • SIMカードの差し替え
  • 回線切替
  • APN設定
  • データ移行(機種変更もする場合)

初期設定は、SIMカードと一緒に送付されるマニュアルに沿って手順を進めれば、意外と簡単なので、安心してください。

どうしても初期設定が不安な場合は店舗サポートが受けられる格安SIM(楽天モバイル、ahamoなど)を選びましょう。

LINEのID検索が使えない場合がある

格安SIMの中にはLINEのID検索に対応していないものもあります。

LINEのID検索とは
相手の電話番号やQRコードを知らなくてもLINEの友達を追加できる機能です。

すべての格安SIMで使えないわけではなく、対応しているサービスを選べば問題なく利用できます。

有名な格安SIMの会社であれば、ほとんどLINEのID検索に対応しているので安心してください。

LINEのID検索が使える格安SIM
  • ahamo(アハモ)
  • ワイモバイル
  • LINEMO(ラインモ)
  • 楽天モバイル
  • LINEモバイル
  • mineo(マイネオ)
  • IIJmio(アイアイジェイミオ)
  • イオンモバイル

LINEのID検索を使いたい場合は上記の格安SIMから選びましょう。

監修者 小川さん

私は楽天モバイルを使っているけど、問題なくID検索できます。

災害用伝言板サービスが利用できない場合がある

ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアが提供する災害伝言板サービスは、格安SIMでは利用できないことがあります。

格安SIMに乗り換える場合、災害時の連絡手段を事前に確認しておくことが重要です。

災害伝言板サービスとは
災害用伝言板は、大規模な災害時に安否確認や緊急のメッセージをやり取りするためのサービスです。
通信インフラが被害を受けたり、回線が混雑して通常の通話がつながりにくい状況でも、家族や知人と連絡を取りやすくなります。
東日本大震災の際には、携帯電話事業者への通話が通常の50~60倍に急増しました。この影響を軽減するために、大手キャリアは災害伝言板サービスを提供しています。
» 災害用伝言サービス(総務省HP)

格安SIMでは大手キャリアの災害伝言板サービスが使えない場合がありますが、代わりに「災害用伝言板(Web171)」を利用できます。

Web171は、ドコモ、au、ソフトバンクの各社が提供する災害伝言板サービスと連携しており、登録された安否情報を相互に確認できます。

災害伝言板サービス
キャリア公式サイト
NTTドコモ詳細を見る
au詳細を見る
ソフトバンク詳細を見る
楽天モバイル詳細を見る
ワイモバイル詳細を見る
ahamo詳細を見る
LINEMO詳細を見る
その他の格安SIM詳細を見る

災害時に備えて、格安SIMユーザーはWeb171などの代替手段を活用しましょう。

時間無制限かけ放題のオプションがない場合がある

かつては大手キャリアのみが提供していた時間無制限のかけ放題オプションですが、現在ではほとんどの格安SIMでかけ放題オプションが充実しています。

主要な格安SIMの時間無制限かけ放題オプションとその料金を以下にまとめました。

格安SIMのかけ放題オプションと料金
キャリア月額料金かけ放題オプション料金(時間無制限)合計
楽天モバイル1,078円(3GB)Rakuten Linkアプリで無料1,078円
ahamo2,970円(30GB)1,100円4,070円
LINEMO990円(3GB)1,650円2,640円

主要な格安SIMキャリアでは、上記の通り時間無制限かけ放題に対応しています。

監修者 小川さん

特に楽天モバイルは、専用アプリ「Rakuten Link」を利用することで、追加料金なしで国内通話が無料となり、月額1,078円から利用可能です。

5分や10分のかけ放題オプションを選択することで、さらに月額料金をおさえることも可能です。

各キャリアの最新情報や詳細は、公式サイトで確認することをおすすめします。

家族割プランに対応していない場合がある

格安SIMの多くは、基本料金がおトクになる家族割サービスを提供していますが、家族割サービスがないキャリアもあります。

家族割に対応している格安SIMは次の6つです。

家族割に対応している格安SIM
キャリア家族割の割引額
楽天モバイル最強家族プログラム:利用者と家族が100円割引+合計2万ポイントGET
mineo家族割引:利用者と家族が55円割引、3回線目から165円割引
ワイモバイル家族割引:2回線目以降1,188円割引
ワイモバ親子割:5歳~18歳の利用者と家族が最大13ヶ月間1,100円割引
UQモバイルUQ親子応援割:5歳~18歳の利用者と家族が申し込み翌月から12ヶ月間1,320円割引
IIJmio家族割:利用者と家族が100円割引
HISモバイル超ファミリー割:2~4回線目:1,650円CB、5回線目:3,300円CB

楽天モバイルの家族割について「楽天モバイルの家族割(最強家族プログラム)は友人と組める?条件や申込方法を解説」で詳しく解説しています。

データSIMの場合、緊急電話(110番・119番)が使えない

音声通話つきSIMの場合、問題なく緊急電話(110番、119番)へ発信できますが、データ通信専用SIMでは、緊急通報(110番、119番)へ発信できないため、注意が必要です。

テザリングを使えない場合がある

スマートフォンの通信回線を共有できるテザリングは、大手キャリアだけでなく、多くの格安SIMで利用できます。

テザリングとは
スマートフォンの通信回線を共有して、他のデバイス(タブレットやPC、ゲーム機)でインターネットを利用すること

格安SIMでテザリングが使えないケースは、次のような場合です。

  • テザリングに必要なAPN設定の変更ができていない
  • 元のキャリア以外は認証しない設定になっている

テザリングを利用する場合、データ転送量が多くなるため、通信量に注意が必要です。

監修者 小川さん

不必要にテザリングをつなぎっぱなしにしないよう注意しよう!

聞いたことないキャリアも存在する

格安SIMと聞いて、次のキャリアは聞いたことはあるのではないでしょうか。

  • ahamo(アハモ):ドコモが提供
  • povo(ポヴォ):auが提供
  • LINEMO(ラインモ)ソフトバンクが提供
  • UQモバイル:auが提供
  • ワイモバイル:ソフトバンクが提供

上記は、格安SIMのなかでも有名なキャリアです。

実はこの他にも、IIJmio(みおふぉん)、y.u mobile(ワイユーモバイル)など、おそらく聞いたことのないキャリアも格安SIMにはあります。

» 楽天モバイルをお試しで使う方法!実質無料キャンペーン活用のコツ

格安SIMのデメリットをくつがえすメリット7選

格安SIMに乗り換えるメリット7選

格安SIMのデメリットをくつがえすメリットは7つあります。

格安SIMに乗り換えるメリット7選
  • 月額料金3,000円以下で格安
  • スマホも電話番号もそのまま使える
  • 料金プランがシンプルで分かりやすい
  • データ容量の選択肢が豊富
  • 契約期間の縛り、解約金がない場合が多い
  • 大手キャリアのサブブランドで安心
  • 追加料金0円でそのまま海外で使える

月額料金3,000円以下で格安

格安SIMを利用する最大のメリットは利用料金が安いことです。

主な格安SIMの利用料金は次のとおりです。

おすすめの格安SIM6社
格安SIM会社月額料金
(データ通信量)
通信回線おすすめな人おすすめキャンペーン公式サイト

楽天モバイル
1,078円〜3,278
(3GB〜無制限
通話かけ放題
楽天モバイル
au
・電話・データを気にせず使いたい
・楽天市場でよく買い物をする
・iPhoneとセットで最大32,000円相当還元
・最大14,000ポイント

LINEMO
990円〜2,970
(3GB〜30GB)
※ベストプランV
通話5分無料
ソフトバンク・1,000円未満で使いたい
・LINEのトークや通話し放題がいい
最大20,000ポイント

ahamo
2,970円/4,950
(30GB/110GB)
通話5分無料
ドコモ・データをたっぷり使いたい
・シンプルな料金プランがいい
最大20,000ポイント

ワイモバイル
2,365円〜5,115
(4GB〜35GB)
ソフトバンク・ネット回線とのセット割を受けたい
・家族が使っていて割引を受けたい
最大20,000ポイント

irumo
550円〜3,377
(0.5GB〜9GB)
ドコモ・とにかく安く使いたい
・ネット回線とのセット割を受けたい
最大17,000ポイント

mineo
1,298円〜2,178
(1GB〜20GB)
ドコモ
au
ソフトバンク
・3大キャリアの通信回線から選びたい
・使い方に応じて料金プランをアレンジした
なし
※すべて税込価格

» 楽天モバイルはデータ無制限で通話し放題

例えば、スマホの月額料金が現在8,000円の方は、月5,000円以上も節約になります。

監修者 小川さん

年間にすると6万円!旅行に行けるくらい節約できますね。

スマホ料金の節約は誰にでもカンタンにできますが、面倒くさいという気持ちだけが唯一の敵です。

ささっと契約して面倒くさい気持ちとサヨナラしましょう。毎月、自分のご褒美に好きなものが買えますよ。

スマホも電話番号もそのまま使える

現在使っているスマホにeSIMをダウンロードするか、SIMカードを挿し替えるだけでカンタンに電話番号を引き継げます。

監修者 小川さん

格安SIMに変えるだけで、スグに料金の節約ができます。

使用していない端末に格安SIMのSIMカードを挿して、サブ機として使うこともできますよ。

使用中のスマホが格安SIM対応端末か事前に確認することも忘れないようにしましょう。

料金プランがシンプルで分かりやすい

格安SIMのメリットは分かりやすい料金プランです。データ量に応じたシンプルな料金設計となっています。

オプションやセット割など、複雑な料金体系を持つ大手キャリアと比べると非常にシンプルです。

監修者 小川さん

携帯キャリアの店頭で料金の説明を受けても、複雑で結局料金が分からない時があるよね!

データ使用量に応じて、最適なプランをカンタンに選べます。

データ容量の選択肢が豊富

小容量の1GBから中容量の20GB、データ無制限のプランまで、データ容量の選択肢が豊富なのは大きなメリットです。

大手キャリアでは中容量プラン(20GB)以上が中心で、データが余るユーザーも少なくありません。

監修者 小川さん

無駄なお金を払わないようにしたいね!

格安SIMは自分に合うプランを選ぶことができて、余分な費用を支払うことなくすみます。

結果として、経済的にも合理的な選択ができ、データ使用量が少ないユーザーやコスト重視のユーザーにとっては大きなメリットになります。

契約期間の縛り、解約金がない場合が多い

多くの格安SIMでは、契約期間の縛りがなく、いつでも解約可能です。

格安SIM会社最低利用期間解約金月額料金
(データ通信量)

楽天モバイル
なし01,078円〜3,278円
(3GB〜無制限)

LINEMO
なし0990円〜2,970円
(3GB〜30GB)

ahamo
なし02,970円/4,950円
(30GB/110GB)

ワイモバイル
なし02,365円〜5,115円
(4GB〜30GB)

irumo
なし0550円〜3,377円
(0.5GB〜9GB)

mineo
なし01,298円〜2,178円
(1GB〜20GB)
※すべて税込み価格

最低利用期間や違約金を気にせず、自分のライフスタイルや利用状況に合わせて柔軟に乗り換えできます。

大手キャリアのサブブランドで安心

大手キャリアのサブブランド(例:ahamoやLINEMO)は、格安でありながら大手キャリアと同じ通信品質です。

通信速度を重視するなら、大手キャリアが提供するサブブランドがおすすめです。

大手キャリアが運営するサブブランド

大手キャリアが運営するサブブランドにより、格安SIM初心者でも安心して使い始められます。

追加料金0円でそのまま海外で使える

格安SIMのahamoや楽天モバイルでは、国内のプランと料金で追加料金0円、申し込み不要でそのまま海外で使えます。

格安SIM会社ahamo楽天モバイル
月額料金
(国内と同じ)
2,970:30GB1,078:0〜3GB
2,178:3〜20GB
3,278:20GB〜無制限
対応国91の国と地域73の国と地域
海外ローミング無料:月30GBまで
データ超過後は最大1Mbps
無料:月2GBまで
データ超過後は最大128kbps
通話料有料無料:楽天リンクアプリ利用
SMS有料無料:楽天リンクアプリ利用
公式サイト詳細を見る詳細を見る

海外利用に対応している格安SIMなら、気づかない間に高額の通信料金が発生することなく、安心して利用できます。

格安SIMへの乗り換え手順【6ステップ】

格安SIMへの乗り換えは、料金の節約だけでなく、プランの自由度が高いというメリットもあります。

格安SIMへの乗り換え手順を6ステップでわかりやすく解説します。

  1. MNP予約番号、本人確認書類の準備
  2. 申込方法(インターネット・店頭)の選択
  3. 購入方法(格安SIMのみ・スマホセット)を決める
  4. プランやオプションの選択
  5. 契約に必要な本人確認書類など提出・申込み
  6. SIMカードの受け取りと開通手続き

» 楽天モバイルの購入手順を画像付きで解説

①MNP予約番号、本人確認書類の準備

現在使っている電話番号をそのまま引き継いで格安SIMに乗り換える場合、MNP予約番号の取得と本人確認書類の準備が必要です。

MNP予約番号とは
MNP予約番号とは、携帯電話の番号を変えずに他の通信事業者に乗り換えたい時に必要な10桁の番号です。
予約番号を使って新しい通信事業者と契約することで、同じ電話番号を使えます。

MNP予約番号を取得方法は、現在契約している通信キャリアに、店頭、オンラインのマイページから申し込みます。

MNP予約番号は発行日を含めて15日間有効です。乗り換え日が確定してから取得しましょう。

申込時に必要となる本人確認書類は次のとおりです。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • パスポート など

②申込方法(インターネット・店頭)の選択

格安SIMの申込方法を次のとおり2通りです。

  • インターネット
  • 店頭

インターネットでの申込は、自宅など好きな場所で手続きが完結し、忙しい方やすぐに契約を済ませたい方にオススメです。

契約が完了すると、SIMカードが郵送で届くため受け取りまでの手間が少ないです。また、eSIMの場合は物理的なカードがないため、配送の必要もありません。

③格安SIMのみかスマホセットかを決める

利用中のスマホのまま格安SIMを新たに契約するか、格安SIMとスマホをセットで購入するかを決めます。

  • 格安SIMのみ契約
  • 格安SIMとスマホをセットで契約

格安SIMのみ契約

現在使用しているスマホをそのまま利用しつつ、新しいSIMカードのみを契約するというものです。

現在のスマホが乗り換え先の格安SIM回線に対応しているかを格安SIM会社に確認しましょう。

スマホ端末そのままSIMを乗り換えるだけで月額料金が安くなります。

格安SIMとスマホをセットで契約

新しいスマホとSIMカードを同時に契約する方法です。

監修者 小川さん

SIMの契約とスマホの買い替えをどちらも検討している場合にオススメだよ!

乗り換え先の格安SIM会社で、スマホとSIMを一緒に契約できます。

乗り換え先で購入したスマホは、動作確認がされている端末のため安心です。

お得にスマホを買いたいなら、格安SIMの端末セットキャンペーンを利用しましょう。

④プランやオプションの選択

購入内容を決めたら、プランやオプションを選択します。

格安SIMは、月額基本料金の安さにこだわったものが多くあります。主なプランは以下のとおりです。

おすすめの格安SIM6社
格安SIM会社月額料金
(データ通信量)
通信回線おすすめな人おすすめキャンペーン公式サイト

楽天モバイル
1,078円〜3,278
(3GB〜無制限
通話かけ放題
楽天モバイル
au
・電話・データを気にせず使いたい
・楽天市場でよく買い物をする
・iPhoneとセットで最大32,000円相当還元
・最大14,000ポイント

LINEMO
990円〜2,970
(3GB〜30GB)
※ベストプランV
通話5分無料
ソフトバンク・1,000円未満で使いたい
・LINEのトークや通話し放題がいい
最大20,000ポイント

ahamo
2,970円/4,950
(30GB/110GB)
通話5分無料
ドコモ・データをたっぷり使いたい
・シンプルな料金プランがいい
最大20,000ポイント

ワイモバイル
2,365円〜5,115
(4GB〜35GB)
ソフトバンク・ネット回線とのセット割を受けたい
・家族が使っていて割引を受けたい
最大20,000ポイント

irumo
550円〜3,377
(0.5GB〜9GB)
ドコモ・とにかく安く使いたい
・ネット回線とのセット割を受けたい
最大17,000ポイント

mineo
1,298円〜2,178
(1GB〜20GB)
ドコモ
au
ソフトバンク
・3大キャリアの通信回線から選びたい
・使い方に応じて料金プランをアレンジした
なし
※すべて税込価格

基本のプラン選択に加え、より便利に利用できるオプションやサービスもチェックしましょう。

オプションやサービスの内容は、格安SIMによってさまざまです。
» 格安スマホ(格安SIM)のおすすめ厳選5社

⑤契約に必要な本人確認書類など提出・申込み

格安SIMの契約時に次のものが必要になります。スムーズに契約を進めるためにも、事前に準備しておきましょう。

  • 本人名義のクレジットカードorキャッシュカード
  • 本人確認書類(運転免許証・健康保険証・パスポートなど)
  • MNP予約番号

⑥SIMカードの受け取りと開通手続き

契約が完了したらSIMカードを受け取り、開通手続きを行います。

  1. SIMカードを受け取る
  2. SIMカードをスマホにセットする
  3. データ通信の設定(APN設定)を行う
  4. 動作を確認する

まとめ – 格安SIMのデメリットを把握しよう –

格安SIMは、圧倒的に安い料金プランが魅力ですが、当然のことながらデメリットもあります。

デメリットとその解決策は以下のとおりです。

デメリット解決策
無料のキャリアメールが使えないGmailなどのフリーメールを利用する。キャリアメール持ち運びサービスを利用する
サポートがオンラインのみの場合が多いチャットやFAQを活用。店舗サポートのある格安SIMを選ぶ
契約にクレジットカードが必要な場合がある口座振替対応の格安SIM(楽天モバイル、UQモバイル、ワイモバイルなど)を選ぶ
通信速度が不安定な場合がある大手キャリア提供の格安SIM(ahamo、povo、LINEMO)を選ぶと安定しやすい
キャリア決済が使えない場合がある格安SIMでもキャリア決済対応のもの(ワイモバイル、UQモバイルなど)を選ぶ
初期設定を自分で行う必要があるSIMカードに同封のマニュアルに従う。店舗サポートのある格安SIMを選ぶ
LINEのID検索が使えない場合があるID検索対応の格安SIM(ahamo、ワイモバイル、LINEMOなど)を選ぶ
災害用伝言板サービスが利用できない場合があるWeb171(インターネット版災害用伝言板)を活用
時間無制限かけ放題のオプションがない場合があるかけ放題オプションのある格安SIM(楽天モバイル、ahamo、ワイモバイルなど)を選ぶ
家族割プランに対応していない場合がある家族割対応の格安SIM(楽天モバイル、ワイモバイル、mineoなど)を選ぶ
データSIMの場合、緊急電話(110番・119番)が使えない音声通話付きSIMを選ぶ
テザリングを使えない場合があるAPN設定を確認。テザリング対応の格安SIMを選ぶ
聞いたことないキャリアも存在する口コミや評判を調べ、信頼できる格安SIMを選ぶ

今回紹介したデメリットは格安SIMすべてに当てはまるわけではありません。

デメリットも踏まえたうえで、メリットと比較しながら格安SIMを検討してみてください。
» 格安スマホ(格安SIM)のおすすめ厳選5社

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